2018年09月11日

夫婦関係が壊れている家庭からはお金が逃げる|無用な流出を止める極意。

夫婦ケンカはお金が減る

夫婦喧嘩の原因あるある「お金問題」。


先日、友人F子から旦那さんと家庭内別居中で心が疲弊していると相談を受けた。聞けば家庭内別居は5ヶ月目に突入しているとのこと。ことの発端は旦那さんがスロットで300万円の借金を作ってしまったことだった。最初は飲み代が足らなくて街金融から何万か借り、それが返せなくなったのでスロットでお金を増やして返そうと考えたらしい。そこからはお決まりのパターン、蟻地獄に堕ちていくように、スロットの負けと追加の借金を積み重ね、ついに借金は300万円に膨れ上がった。二進も三進もいかなくなった段階で旦那さんはF子にそのことを告白。F子は卒倒した。

 湧き上がる怒りの中、F子がまずやらねばならなかったのは金融会社との手切りだ。夫婦は親戚中に頭を下げお金をかき集め金融会社に返金した。夫婦には3人の子供がいる。うち一人はまだ小さい。そしてF子は専業主婦だ。彼女は唇を噛み締めながら毎月少しづつ親戚たちにお金を返す日々に甘んじた。

しかし話はこれだけでは終わらなかった。ある日、真夜中に旦那さんがベロンベロンに酔っ払って帰ってきた。すでに寝ていたF子は何かが壊れる爆音で目を覚ました。爆音はトイレからだった。F子と子供達は飛び起きてトイレに向かった。そこには酔って暴れた旦那さんがトイレの排管部を蹴り壊しトイレは水浸しの大惨事に。泥酔で足腰も立てぬ状態だった旦那さんを引っ張り起こそうとした時F子は旦那さんから「お前俺のことを馬鹿にしてるんやろ!!」と大声で怒鳴られたそうだ。翌朝、その夜の一件のことを旦那さんは何ひとつ覚えていなかった。トイレ(便器)はまるごと変えなければならない状況だったそうで旧トイレの引き取り代、新トイレ代、設置代、と、その請求金額と情けなさは、なんとか踏ん張っていたF子の心を完全に打ち砕くのに十分だった。

完全無欠の底辺夫婦。


私はF子とまったく同じ人生を辿った過去がある。夫のスロット依存症のために私も何百万泡と消えさせたことか。おまけにモラハラ浮気男であったため私の夫への態度はつねに嫌悪感に満ち、それに不満をもっていた夫は「俺のこと馬鹿にしやがって!!」と怒鳴り立て、「馬鹿にされるこばっかりしやがって!!」と私は怒鳴り返すという、完全無欠の底辺夫婦だったのだ。

長年連れ添った夫婦なら人には言えない確執の一つや二つはある。F子夫婦にも借金事件以前から押し殺してはいたが心の確執はあった。だが今回の多額の借金からの器物破損の流れには押しとどめていた夫への怒りはダムの決壊がごとく溢れ出し、憎悪の波となってF子をのみ込んだ。 結果、家庭内別居である。 

現在F子は旦那さんとはいっさい目も合わさず、旦那さんは勤め先を定時に退社しているのにもかかわらず帰宅は夜の11時すぎ。テーブルに用意されている夕食を毎晩一人で食べているんだそうだ。 F子の腹わたの煮え繰り返る気持ちには同じ経験者として胸がつまる思いがした。 その怒りはご無理ごもっとも、私は首がもげるんじゃないかというほどうなずき心から共感した。そしてさんざん共感した上で言いにくかったのだが最後に私は彼女に言った。

今すぐ家庭内別居を解消し、旦那さんに笑顔で話しかけるべきだ、と。

次の出費の波が生まれる前に言動を変えよ。


夫婦間の亀裂とお金の出費には深い関係がある。旦那さんの帰宅拒否行動はF子の辛辣な態度への不満の表れだ。(まったくもって勝手な不満だ!怒)旦那さんが毎晩11時すぎに帰ってくるのはパチンコ屋の閉店時刻が11時だから。しかし借金返済のため現在旦那さんのお小遣いは極端に減らされている。スロットができるお金の出所はまた街金融だろう。これほど家族を苦しみに巻き込んで、それでも同じ過ちを繰り返す男性がいることは信じがたいが、私は同種の男と十数年生きてきているので、そうなってしまう男性の心の弱さも手に取るようにわかる。そんなわけで今のままでは次の出費の波がF子に襲いかかるのは時間の問題だろうと私は思ったのだ。

「言葉」には特別な力がある。


「金持ち喧嘩せず」というが確かにケンカからは損しか生まれない。でもそんなことはみんなわかっている。だがケンカをしたくなくても相手がどんどんケンカの火種をふっかけてくるのだ。私は「金持ち喧嘩せず」の精神でふっかけられるケンカを無視して頑張った。だが夫からの苦しみの波状攻撃(お金、その他の夫の問題行動)がおさまることはなかった。おさまらないその答えは単純。ケンカを無視してきたからだ。ケンカをなくす方法は「無視」ではない。「愛情を与えること」だ。そのことに気づかされた話は過去記事に書いた通りだ。

過去記事:

●男性が教えてくれた!浮気をやめさせる本当の方法

愛情・富・良縁は全て繋がっている。そして不幸・金欠・悪縁もまた全てが繋がっている。 その悪い方の連鎖を断ち切るために旦那さんに愛情を持って笑顔で話しかけることをF子にすすめた。

だがF子は言った。

「言わんとしてることはわかる。でもそんな風に自分の態度を変えて、もし旦那が変わらんかったらどうするん?我慢してみじめなことやったうえに、私めっちゃ損やん!」

いや、損はしない。

怒りと悪意に支配されヘトヘトに疲弊している現段階のF子は今損をさせられている。悪意というやつは心を疲弊させていくのが天才的にうまい。その疲弊した心のまま放たれる無意識な言動は旦那さんとは無関係なシーンでさえ悪影響となって出てくる。またしても「連鎖」だ。

で、その連鎖を逆回転させ良い連鎖に変えていく武器が「笑顔」と「言葉」というわけだ。とくに「言葉」には特別なパワーがある。「愛情のある明るい言葉かけ」は誰よりも発した本人を救う。言葉のもつパワーで重苦しかった心が楽になり、良い気を取り込めている感覚を感じるはずだ。だから旦那さんがその後、変わろうと変わるまいと、その時点でF子はひとつ得をするのだ。

 そうやって悪い連鎖を意識的に逆回転させることが、お金の無用な流出を止める極意なのだ。

 そして旦那さんが何も変わらないということはない。これも私は保証する。

 そういうふうにできてるからね、人間は。

 頑張れ、F子!

2018年09月11日 | Posted in モラハラ・浮気, 家族 | タグ: , , Comments Closed 

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