映画「えんとつ町のプペル」〜お気に入りキャラと信じる奇跡〜
どーもー、ご無沙汰しておりました!
お元気でいらっしゃいましたでしょうか?
今回は映画「えんとつ町のプペル」を観た感想を書いていきたいと思います。
私の中のお気に入りキャラ。
ストーリーや映像の美しさについては他の方がたくさん書いているのでその辺はそちらに譲るとして。私が譲れないのは映画の中で見つけたお気に入りキャラクターについてです。
それがオリラジ藤森さんが声を演じているスコップというキャラクター!!
スコップはめちゃくちゃ早口でよく喋るキャラクターなんですが、藤森さんはまくし立てるように喋り続ける中、場面場面で声の調子を変えていました。それが観るものを引きつけ、それは西野さんの演出によるものなのですが、スコップというキャラクターをより一層際立たせていました。お二人ともさすがプロ!
スコップは鉱山泥棒として一般の町の人たちとは違うところで生きているキャラクターなのですが、私、リアルでもこういう人が好きなんです。
「あなたいったい、一人でどこの次元歩いてるの?www」
って思わず笑ってしまうような人。笑
で、この好きな異性のタイプについて少々興味深い話が。
私この間たまたま星読みというものをしてもらったんですが、星読みというのは生年月日からその人の好きな異性のタイプまでもわかるらしいんです。
ちなみに私の好きなタイプは「クセのある人」ですって。
アハハハハ…当たってる。
まぁそんな私のことはどうでもいいんですが、星読みをしてくれた方曰く、自分の好きな異性のタイプとは自分自身の投影なんだそうです。
つまりスコップのキャラクターに惹かれた私は、私自身がスコップだということです。
なるほど。
私、一人で妙なところ掘ってる自覚あるワ。笑笑
というわけで、自分の姿を知りたければ自分が惹かれるキャラクターを見ればわかるということなんです。ちょっとおもしろいでしょ?
例えば私さっきまでアマゾンプライムで「銀魂」見てたんですが、真選組のキャラクターでいうなら沖田総悟を好きなあなたは〝ドS〟、土方十四郎が好きなあなたは〝マヨネーズ〟、近藤勲が好きなあなたは〝ゴリラ〟だということで、合ってるはずよッ!!
…話をプペルに戻します。笑
少年ルビッチは、えんとつの煙に覆われた向こうに星があることを信じ、ついに空や星の存在を明らかにしていきます。
ルビッチの起こしたような奇跡は、実は我が家の子供たちも起こしているんですよ。ルビッチは自分と仲間の力で起こした奇跡でしたが、うちの子供たちは〝私を使って〟起こした奇跡でした。
◆
今から13年前、幼かった子供たちは夫のことを父親として見上げる存在だと「信じて」いた。子供が小学校で書いた作文には「うちのお父さんは釣りの名人でかっこいい」なんて書かれていた。
ところが実際の夫は釣りの名人どころか、関わった人みんなを鬱にさせる名人。
どこの職場に行っても人とはうまくいかず、誰が悪いだのカレが悪いだの、なんでも人のせいにして、すぐ退職。
そして次の仕事を探そうとはしなかった。
働くこともせず、そんな形で子供たちを裏切っているなんて当の夫は全然感じちゃいない。夫は裏切るという自覚もなく平気で人を裏切る、当時はそんな人間だった。
だけど幼かったうちの子供たちはそれでも父親を、いや、私たち両親をバカみたいに信じきっていて疑うということを知らない。
そんな子供たちが見上げてくる無垢な眼差しを、私は裏切る(夫と離婚する)ことができなかった。
その眼差しというのは、うちの娘の場合は、脳に機能障害のある子どもが持つ独特のピュアさだった、といえばその眼差しが伝わるだろうか?
その後、「承認する」ということが武器になることを知った私は、その武器を使って夫を子供たちが信じている〝いいお父さん〟に変えていくことに奮闘していった。
◆
「信じる」って、信じられた方にも火事場のバカ力を出させるパワーがあるんですよね。
そんな自分の昔を思い出しながら映画を観ていました。
「えんとつ町のプペル」は観る人どなたの人生にも、いろんな角度から訴えてくるものがある映画だと思います。
ではまた!